帯広地方卸売市場は、十勝の食の流通を支えている場所です。
ふだんあまり見ることができない市場のことをここで学びましょう!
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民設の卸売市場です
帯広市場は都道府県や市などが土地・建物を保有している「公設市場」ではなく、帯広地方卸売市場株式会社が土地・建物を保有・管理している、全国でも数少ない「民設市場」です。
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総合卸売市場です
青果部、水産物部、花き部を置き、とかち帯広場外市場 一鱗(食肉、一般食料品、雑貨、その他食品全般を取扱う付属店舗等)、営業冷蔵庫、加工配送を備える総合卸売市場です。
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十勝唯一の市場です
中核的拠点卸売市場として、人々の生活に欠かせない“食”を安定的に提供する流通の拠点です。
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全国・海外の水産物、野菜、果物、花が市場に集まる
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スーパーや商店が食料品を買う(仕入れる)
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スーパーや商店の店頭に並ぶ
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家庭の食卓や飲食店へ
- ■市場
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- 開設者
- 北海道知事の許可を受けて、市場施設の維持・管理、及び市場秩序の保持等を行い、取引が公正に行われるよう指導・監督します。
- 卸売業者
- 全国各地の出荷者等から生産物の販売を委託され、または買付により集荷し、これをせり売りや相対売りで買受人等に販売します。
- ■買受人(スーパー・小売店・八百屋・魚屋・花屋)
- 開設者の承認を受けて、卸売業者から品物を買取ることのできる小売業者、加工業者、出荷業者などです。
帯広市場は「いちうろこ」と呼ばれることも
市場関係者の中では帯広市場のことを「いちうろこ」と呼ぶ人がいます。
それは、昔帯広市場の正式名称が「一鱗帯広魚菜卸売市場株式会社」だったことから。帯広市場の屋号(マーク)にもその由来が残っています。
相対販売とせり売りについて
市場には毎日、全国(一部海外)から野菜や果物、水産物、花などが届きます。それらの販売方法には「相対(あいたい)販売」と「せり売り」の2種類があります。この販売方法により、良質な生鮮食料品を適正な価格で安定して消費者に届けることができます。
スピーディーな販売
帯広市場のせりでは、指を使って数字を表す方法を用いています(地域によって風習が違います)。聞き間違いの防止やスピーディーな進行のためにこの方法がとられています。せり人と買受人は、見る・聞くといったコミュニケーションだけではなく、呼吸を合わせ、流れを読みながらせりをすすめています。
実際に使われている指文字を紹介!
※指を振ることで10、100と桁が増えることを表現します。